小林大辞典103〜108(#56)

103「アスパラガス」✔︎

地上から伸びる若芽が食用にされる野菜で、アスパラギンを含む。日光に当てて育てたものがグリーンアスパラ、日光を遮断して育てたものがホワイトアスパラ。ちなみに、この界隈ではアスパラガスといえばギンビスのロングセラーであるスティックビスケットのことを指すことが多い。そうですよね?食べたいですよね??

 

104 「Gペン」✔︎

アナログな漫画を描く時に必要なペン。比較的細めなな丸ペンと違い、Gペンは太めなものが多く少年漫画のような動きのある表現が可能である。決して重力(G)がかかっているペンではないので「どんなコーナーリングですか?」とか「イニシャルGですか?」などと聞かないでください。

 

105「ポリプロピレン」✔︎

ものづくりやプロダクトデザインの世界では、一般的にPPと呼ばれているプラスチック素材の一つ。非常に軽いので、パッケージデザインの素材として馴染み深い。だからといって壺漬けカルビをポリプロピレンの袋に入れてしまうのはいかがなものかと。ポリプロピレンって音はなんだか可愛らしくていいですね。言いたくなりません?

 

106「ミドリガメ」✔︎

日本ではミシシッピアカミミガメが流通しており、幼体がミドリガメの商品名で販売されている。祭りの縁日で「カメすくい」の遊びとして定番になっていた。海水では生きられないのでニャニャなんとか湾には連れて行かないでね。あ、あと新幹線の車内で販売するのもいかがなものかと…。

 

107「バンコクの正式名称」✔︎

バンコクの正式名称はラーマ1世が読んだ詩になっているので、とても長いです。

クルンテープ マハーナコーン アモーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤー マハーデイーロック ポップ ノッパラット ラーチャターニープリーロム ウドムラーチャニウェートマハーサターン アモーンピマーン アクターンサティットサッカタッティウィッサヌカムプラシット 

どういう意味かという  と

インドラ神がヴイシュヌカルマ神に命じてお作りになった、神が権化してお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、インドラ神の戦争のない平和な、インドラ神不滅の宝石のような、偉大な天使の都

だそうです。現地の人はクルンテープ マハーナコーンあるいは単にクルンテープと呼んでいるそうです。

滅びの呪文ではありません、念のため。

 

108「ぽつねん」✔︎

広辞苑によるとぽつねんとは「ひとりだけで寂しそうに居るさま」を指すそうです。江戸川乱歩の小説に出てきて思わず声をあげてしまいました。「ひとり」ってだけでなく「寂しそう」なんですね。でも、小林賢太郎氏の演じるポツネン氏はちっとも寂しそうではありません。ひとりでいても、なんだか楽しそうですよね。一句詠んでみました。「ぽつねんと アトリエに居る ポツネン氏」