小林大辞典91〜96(#54)

91「トイレットペーパー」✔︎

ある人はそれを見て四角だと言った。ある人はそれを見て丸だと言った。はい、そうです、トイレットペーパーのことです。昭和の時代にはオイルショックのせいでトイレットペーパーが品薄になり、令和の時代には例の感染症のせいでやはりトイレットペーパーがドラッグストアの棚から姿を消しました。よい子は縛った髪の毛に差し込んだりしないでね。

 

92「ドレッシング」✔︎

サラダなどにかける液体状の調味料のこと。シンプルなものならオイル、酢、塩、コショウがあれば作れる。カラフルなボトルに入って売られているので、大量に冷蔵庫に入れておくと西アフリカのドレッシング共和国のビールと間違われるかもしれない。その時は優しく「間違えちゃったんだね、ドーンマイ!」と言ってあげましょう。

 

93「速読術」✔︎

速読術とは、文章を早く読むための技術あるいは方法を指す。読書速度を向上させ、効率的に大量の書物を読破する技術である。カセットテープを聞くだけで習得出来るような生やさしいものではない。ましてやカセットを枕の下に入れておくだけで習得出来るものでもない。トレーニングが必要である。

 

94「ナベ」✔︎

食物を煮る、揚げる、ゆでる、蒸すなどの加熱調理をする器のこと。金属製・陶器製などがあり、用途別に多くの種類がある。ひとつで様々な用途に使えるいわゆる万能ナベという商品もある(万能とは言っても自転車に空気入れたりは出来ない)。また、器以外に大きなナベを使った鍋料理そのものもナベと呼ばれる。ネ○ノーさんの好物はおナベである。

 

95「万能包丁」✔︎

肉、野菜、魚、何を切るのにも適した便利な包丁のこと。家庭での最初の一本に適した包丁で大抵のものは切れるが、もちろん文字通り「万能」というわけではない。自転車に空気は入れられません。柄の部分まで刃にしてしまったリバーシブル万能包丁は危なっかしくて使えないので売れませんでした。万能包丁で切った万能ネギを万能鍋に入れると……。やめときます。

 

96「ワイシャツ」✔︎

主にスーツの下に切るパリッとしたシャツのこと。英語のWhite shirtがワイシャツと聞こえたためこのような表記になった。時々Yシャツという表記を見かけるが正確には間違い。ワイシャツのワイは、白という意味であります。ワイシャツの白は、心の白であります。ピンクのワイシャツって矛盾してませんか???どーですか?