小林大辞典 19~24(#42)

19「オマール海老」✔︎

別名ロブスター。タラバガニがザリガニの仲間であるのと同様、海老と名前はついているがザリガニの仲間で海老ではない。ハンマー(フランス語ではオマール)のようなハサミが特徴。特にさばかなくても丸のまま茹でて、溶かしバターをつけながら食べればよい。わざわざ欧米人を探してくる必要はない。

 

20「丘を超えて」✔︎

丘を越えて行こうよ」で始まる「丘を越えて」は1931年に日本コロムビアから藤山一郎の歌唱によって発売された昭和歌謡である。また、「丘をこえ 行こうよ」とほぼ歌い出しが同じ(当然メロディーは違う)「ピクニック」は外国の曲に日本語の歌詞(訳詞)をつけたものである。コントに使われているのは後者のほう。タイトルが「ピクニック」って、案外知られていない。知らなかったでしょ〜??

 

21「マカダミアナッツ」✔︎

マカダミアの木になるナッツのこと。実はもろめでややしっとりしており、味はタンパク。そのままローストしたものや、チョコレートでコーテイングされたマカダミアナッツチョコはお土産の定番。マカダミアナッツチョコとマカダミアンナッツチョコは別物だという嘘をぬけぬけと書いた人がいるのでご注意を。

 

22「桶」✔︎

薄い板を円形に並べて底をつけ、タガと呼ばれる金属製の輪っかで締めて作られる容器のこと。昔から風が吹くと桶屋が儲かるという、いわゆるバタフライ効果が語られているが、現在では桶屋そのものが見当たらないため、風が吹いて儲かっている桶屋を見たことがない。(すみません。儲かっているかどうかはともかく、桶屋を鎌倉で見かけました。あるんだー、実際)

 

23「糸電話」✔︎

2つの紙コップの底に小さな穴を開けて糸を通してつないだもの。子どもの頃に遊んだ記憶があるはず。片方が送信機、もう片方が受信機の役割を果たす。中には時空を超えてつながってしまうものもあるらしい。どこまで離れても使えるかを試すために、一斗缶とバネなどを使っての実験なんかはしないようにね。

 

24「ランボルギーニカウンタック」✔︎

イタリアのランボルギーニ社が1974年から1990年にかけて製造していたスーパーカー。真っ赤な車体、ガルウィングのような独特なドアの開閉が特徴的である。小学生の間でちょっとしたスーパーカーブームが起こったこともあった。このスーパーカーになろうとした男の話や、山で出会った雪男にカウンタックのカー君と名前をつけた男の話を書いたクリエイターを私は知っている……。